地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ミッドナイト ミッション

今年もあとわずか。 松本市内のショッピングモールで、レストランの改装工事をしました。正式に依頼を受けたのは11月21日で、工期は11月27日、28日、29日の3日間。時間帯は、22時~翌朝8時までという条件付きでした。 準備期間が1週間しかない強硬スケジュ…

35年目のリベンジ。魔女宅の舞台へ

「ずいぶん使い込んでいるね」。 40年前、建築学科の授業で、私の製図用具を見て、担当教授が声をかけてきました。持っていたのはドイツ製ステッドラーのペンホルダー。ペン先はメッキが剥がれ、本体はヒビが入っていていました。 年期モノのペン。図面を…

未来都市となれるか湾岸エリア

20年ほど前、仕事で中国の上海へ出かけました。空港からホテルへ向かう途中、街のいたるところで建設中の高層ビルを見かけました。よく見ると、ビルを覆うのは竹で組んだ工事現場の足場。最上階まで続くその光景は、壮大で衝撃的でした。 その数年後、再び…

TVのない自然だけの素敵な過ごしかた

古民家再生がひそかなブームです。ナマコ壁を塗る左官屋さん、屋根葺きかえの修繕をする瓦店さん、建物を修復する大工さんなど、来春まで仕事がいっぱいだそうです。 弊社でも松本市中山で、古民家の母屋を民泊としてリノーベーションしました。天井を取り除…

木造なのに外観はRC打ち放し⁈ リアリティーを追求する

松本市の国道19号線沿いにあるビクトリアンクラフトは、英国アンティーク家具と雑貨のお店。ダイニングテーブルやチェアをはじめ、照明器具、食器、ステーショナリー、ファブリックなど、所狭しと並んでいます。 使古したキズや色落ちなどがあるのですが、ど…

OK Google、住宅のIoT化って?!

6月初旬、都内のビルの一室で、電気メーカーの住宅設備の説明会ありました。 その内容は、「家族みんなが、住むほどにカラダもココロも元気になる。IoTを活用した住宅の話」。最近よく耳にするIoTは、Internet of Things=モノのインターネットの意味…

浮遊感を楽しみたい!

家造りでなかなか表現できないのが浮遊感。宙に浮いているようなフワーッとした感覚でジェットコースターに乗っているときや、スキー場でリフトに揺られるときのちょっぴり不安な気分です。 飛び込み台の先端に立ってジャンプする時のドキドキ感や、仰向けに…

原人の対応力

T大工さんとはじめて仕事をしたのは15年以上も前こと。確か松本市内の料亭跡地にそのオーナー家族の自宅を建てたときでした。 「床の間には倉庫に保管してあったネズコの木を使って」、「コーナーにはジグザグに枠を模って稲妻を表現したい」、「玄関脇に…

新元号をむかえて…

「最近は戦争がないよね」。妻と結婚した頃、義祖父が話したこの言葉には衝撃を受けました。 日清戦争(1894年~1895年)、日露戦争(1904年~1905年)、第一次世界大戦(1914年~1918年)、シベリア出兵(1918年~1922年)、満州事変(1931年~1932年)、日…

だから建築はオモシロイ!

40年近く前にある雑誌で、日比野勝彦(現東京藝術大学教授)さんが、渋谷のマンションを改装してアトリエを構えたという記事を見ました。当時彼は段ボールを使った作品が話題を呼び、新進気鋭のアーティストとして注目されていました。 アトリエはRC(鉄…

仕事の受注はあるのに工事が進まない

昨年は施工業者が大忙しで、大工、外壁、電気、設備、内装と、職人さんを確保するのに苦労しました。これは弊社だけではなく、ハウスメーカー、地域ビルダー、地場の工務店などでも、職人がいなくて工程通りに工事が進まないという話をよく耳にしました。 昨…