地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

仕事の受注はあるのに工事が進まない

昨年は施工業者が大忙しで、大工、外壁、電気、設備、内装と、職人さんを確保するのに苦労しました。これは弊社だけではなく、ハウスメーカー、地域ビルダー、地場の工務店などでも、職人がいなくて工程通りに工事が進まないという話をよく耳にしました。

 

昨日弊社を訪ねてきた外壁工事の社長は、「ほんと職人の手が足りなくて取り合いです。最近は工事が進まず迷惑をかけてしまうので、仕事を断っています。信じられないかもしれませんが、業者同士で仕事の譲り合い」といいます。

 

内装業者の知人からは、「ハウスメーカーは2ケ月先まで予定がいっぱい。その先は7棟決まっているっているし…、リフォームもあるからこれ以上請けることは無理だね」と。

 

この忙しさは消費税値上げの駆け込み需要による住宅着工棟数の増加ということもありますが、それだけではありません。

 

原因のひとつは職人の高齢化。廃業する人が増え数年前と比べると、約3割は減っているそうです。さらに3Kのイメージや人口減少などで、若い人のなり手が少ないこともあげられます。

 

職人だけでなく、建材商社の担当者も人員削減で、オーバーワークになっている人が増えています。新商品の紹介や新しいカタログの入替え、勉強会のお誘いなど、10年前はよく訪問されていましたが、最近ではほとんど顔を出しません。

 

工事の詳細打合せも納材店まかせで、自社の商品や施工方法を聞いても知識が乏しい。営業担当は広範囲にエリアを割り当てられ、新規開拓を求められるので、取引している会社のフォローまで手がまわらないのが現状です。

 

ITやAIによりコミュニケーション不足になりがちな昨今ですが、家造りではたずさわる人たちとの気持を大切にしながら、未来予想図を提案していきたいと考えています。

 

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