地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

リフォーム工事で‥‥、意外な発見!

私事ですが、3週間前から自宅のリフォーム工事をしています。メインは外壁塗装工事。今年で築21年目をむかえる我が家では、自宅についてはほとんどノータッチ。恥ずかしながら「紺屋の白袴」で、初めて屋根と外壁を塗りました。

 

外壁は杉の羽目板材で、板はツルツルに仕上げていない裏面を表面に。新築工事の時、まず家族で刷毛を使って塗りました。幼かった娘と息子、ふたりにはその記憶はほとんどないようですが、私と妻とは、家造りのいい思い出になっています。

 

裏面にザラザラ面を使ったことにより、塗料がスポンジのように吸い込みました。「この家は小さいけどネタがふつうの家の3倍もかかった」。そんな職人さんの呟きを、妻は今でも覚えていました。

 

そのためか20年以上経っても杉板は、紫外線影響された南面、雨水が跳ねる北面の基礎まわりの一部以外は、それほど傷んでいません。外装に羽目板を使うと腐りやすいというイメージがありますが、意外でした。

 

屋根材はガルバリウム鋼板(アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板)。板金屋さんによるとこの頃から、材料が良くなってきたそうです。退色してはいますが、錆が浮いていることもなく安心しました。

 

最近のガルバリウム鋼板は、塗膜15年保証がふつうになり、塗替えは遮熱塗料を希望される施主様が多くなってきました。住宅で使われる建築材料は日々進化しています。これからは、なるべく経済的な負担がかからないような、家を建てることが求められてきます。

 

リフォームというのは、住みながらの工事なので、施主様のストレスをできるだけないようにするのも重要です。工事期間中、「今日は大工さんが来なかった」、「外壁の塗装が塗れていないところがある」、「明日、塗装屋さんが来るから、それまでに玄関前の板をはっておかないと…」など、妻は毎日、逐一工事内容を報告してくれます。

 

そういえば、一緒に旅行に行くときは、行きたい場所を完璧に調べて、分刻みで最短でまわれるスケジュールを組んでくれます。場所や方向が違ったり、予定を変更するのも、それはそれで旅の醍醐味ではないかと思うのですが。

 

現場管理をする場合、工程表に基づいて、建材の受発注や工事の段取りをするのは必要不可欠。妻の話を聞いているうちに、現場管理はどちらかといえば女性のほうが向いているかもしれない、と感じる今日この頃です。

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↑外壁塗装の工事中、窓廻りに養生をしたため、我が家の愛犬は外が見えないとふて寝