地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

浮遊感を楽しみたい!

家造りでなかなか表現できないのが浮遊感。宙に浮いているようなフワーッとした感覚でジェットコースターに乗っているときや、スキー場でリフトに揺られるときのちょっぴり不安な気分です。

 

飛び込み台の先端に立ってジャンプする時のドキドキ感や、仰向けになって大海原海に漂うのも、その一つかもしれません。身を任せることで、不安定なのに気持ち良さを感じます。

 

映画「タイタニック」では、デカプリオ演じる主人公ジャックが、上流階級の娘ローズと運命的な出会で、互いに惹かれ合い船の舳先で両手を広げる有名なシーンがありますが、あのシーンを観るたびに浮遊感を感じます。

 

建築では、耐震や耐風圧を考えて安定感のある建物をいちばんに考えます。

 

でも時々遊びの空間が欲しくなります。そんな時、趣味に没頭する隠れ家、ゴロンと寝そべるだけの畳コーナー、炎を見つめるための薪ストーブ…。

 

敷地にゆとりがあれば建物に張り出したテラスを設置して、くつろぎの空間でのんびりしたいものです。

 

先日そんな素敵な場所を白馬村岩岳山頂でみつけました。昨年10月15日にオープンした「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(ハクバ・マウンティン・ハーバー)」です。標高1,289mの山頂テラスからは、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬槍ヶ岳)の絶景が一望できます。

 

もともと冬場はスノーボーダースキーヤーで賑わっていましたが、テラスが完成してからはオールシーズンで、雄大北アルプスを間近に体感できるようになりました。先端に突き出した展望テラスは、壮観でゾクゾクします。

 

こんな空間をいずれは住宅の中にも表現できたらいいなと思っています。

 

山頂の山麓駅へのアプローチは4人乗りのゴンドラリフト「ノア」で約8分。下界を見下ろすスリリングな眺めも魅力。

 

テラスにはニューヨーク老舗のパン屋「THE CITY BAKERY(シティ・ベイカリー)が出店し、信州サーモンや信州豚のサンドウイッチがおすすめ。

 

ぜひお出かけください。

 

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↑「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」は絶好の撮影ポイント

 

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↑ニューヨーク生まれの「 THE CITY BAKERY」。

 信州の素材を使った白馬限定のサンドウイッチ