地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

空気の見える化

 

TV番組で水道水が飲めるのは世界で9カ国しかないことを知りました。日本はその国の一つですが、最近はペットボトルに入ったミネラルウォーターを飲むのが、あたりまえの時代になってきました。

 

私が子供の頃は、水道の蛇口をいっぱいに開けて、水をがぶ飲みしていました。特に真夏などの運動後は、無心にゴクゴク飲むのが爽快でした。最近は水分補給のために体にいいという飲料水が、店頭いっぱいに並んでいます。

 

20代の頃は外国に旅すると、「郷に入っては郷に従え」とばかりに、気にせずにどこの国の水道水も飲んでいました。ヨーロッパに多いい硬水も、パキスタンのレストランで出されたキラキラ光る物体入りの水も、一気に飲み干しました。幸いにもお腹を壊すことはありませんでしたけど……。

 

23年前に安曇野に移住してきた時、水道水を飲んで「美味しい」と感じました。北アルプスの雪解け水を使用したわさび棚で有名な土地ですが、その水は一口飲んで今まででいちばん美味しい水道水と感じました。

 

先日、最新換気システムを学ぶ「空気の質を体験ツアー」に参加しました。愛知県にあるこの施設は、換気扇の製造工場の隣にあり、1種換気(給気と排気が機械換気)、3種換気(外部からの自然給気と機械換気)、無換気の3つの部屋で空気の質を実体験できます。

 

住宅展示場のような建物1階には、面積や間取りを同じ条件にした部屋で、温度、湿度、微粒物質などの測定値が数値でわかるようになっています。

 

無換気→3種→1種の順番に部屋に入り、空気の質を比較していきます。当日は、外気温35度を越える猛暑の中、室内はエアコンが効いている26度。

 

無換気室は空気が澱んでいて湿気がありましたが、エアコンの冷えきったからだには程よくて…。ただ3種、1種と部屋を移動すると、測定値の空気環境が良くなり換気は重要だと納得。

 

最後にリビングで開発中という微風を体験。そこには森林浴で体にいいといわれるフィトンチッド成分が含まれ心地よかったのですが、信州の森の中を歩く爽やかな風はもっと気持がいいと、再確認しました。

 

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↑換気扇の製造工場に隣接するオフィスビル。壁には太陽光発電パネルを設置