地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

白馬村の見学会これがファイナルコールです

7月中旬に見学会を行った白馬村のN様邸。ご好評だったので今週の土・日曜日にもう一度開催いたします。9月にN様夫妻の引越しが決まっていますのでこれが最後となります。

 

前回は建物が長期優良住宅で地域性から耐震性や断熱性を高めているという説明をしましたが、今回ぜひご覧になっていただきたいのは、壁と天井の内装仕上げ。下地材にルナファーザという天然の紙を使用して、通気性や透湿性を高めています。表面には凹凸があり優しい風合いで落ち着いた雰囲気。

 

紙なのでそのまま塗装でき、7~8回の塗り重ねが可能。ビニールクロスのように貼り替えの必要がなく、ゴミがでないので環境にも優しいです。仕上げ材にはホタテの貝殻から作ったしっくい塗料のルナしっくいと、Hip(ヒップ)という水性塗料を採用しました。

 

ルナしっくいは消臭効果があり、有害な化学物質を吸着するので、部屋の中の空気がきれいになります。湿度の調湿効果もあり、湿気による不快感を軽減します。Hipは、揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含まないので、あのペンキ独特のにおいがありません。1488色の豊富な色を取揃え、2004年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

 

もう一つ注目したいのは、トイレに貼った壁紙。スウェーデン・デューロ社のもので、特徴は通気性に富んだ紙製であること。印刷に使用しているインクは無公害塗料を使い、耐水性にも優れているので水拭きもOKです。もちろん北欧の暮らしが作る色彩とデザインも感じてください。

 

気持ちがいい空気感、落ち着いた色彩感覚のヨーロピアンテイスト。実際に体験してみることをおすすめいたします。

 

 

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↑リビングから見たキッチン。天井と壁はルナしっくいで自然な質感を演出

 

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↑デューロ社の壁紙で施工。北欧のプチホテルにあるようなレストルームだ