地域型住宅グリーン化事業に注目
3月29日(日)に、長野県白馬村で建て方をしました。建て主は京都在住のN様ご夫妻。午後からあいにくの雨でしたが、ほぼ予定通りの工程まで終了しました。
建て方は家造りのメインイベント。基礎の状態から一日で構造躯体が組まれて、建物の全容が浮かび上がります。私たちにとって最もわくわくする瞬間で、何度体験しても気持ちが高ぶります。N様ご夫妻も「観ていて飽きない」と、終日現場で見学されていました。
大工が柱や梁の番付を見分けながら、ていねいに木材を組み上げている様子は、ひとつの作品に向かってみんなで創り上げる映画製作と似ています。私たちもヘルメットを被って、微力ながら現場の手伝いをします。埃にまみれで汗臭くなりますが、この集団の仲間になれることが、ちょっぴり嬉かったりします。
今回は、地域型住宅ブランド化事業という補助金制度を利用しました。これは国土交通省に採択された中小住宅生産者や関連事業者のグループが、木造の長期優良住宅の建設を行う場合、その費用の一部を補助してもらえるというものです。年間着工棟数に制限があるので、地元の小規模な工務店に限定されています。
4月からは地域型住宅グリーン化事業と名称が変わりますが、今年も継続する予定。2020年までには、住宅の性能が一定基準以上に統一され、義務化になることが決定しています。いち早く良質な住宅を取得するために、この制度をおすすめいたします。