地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

新しい命に乾杯!

今年もあと1ヶ月いろいろありましたが、私たち夫婦の間でいちばんの話題は、娘が女の子を出産したことでした。「おめでとうございます。おじいちゃんですね」。この言葉には実感が湧かないというか、いまでも戸惑いがあります。

 

東京に出張中へ向かうバスの中、娘の夫から家族LINEで、「産まれました!!!」「2,570gのおなごです」と母子の写真画像を見たときには、久しぶりにソワソワしました。その気持は、26年前に産まれた娘、24年前に産まれた息子に感じたのと同じ感覚。

 

娘の時は総合病院で立会い出産。産まれたばかりの赤ちゃんは、元ボクサーのガッツ石松さんに似ていて、すぐに「ガッツ~」と命名されました。毎晩病院に通って硝子越しの保育室からわが娘との対面。小さい子供が車窓を眺めるようにかぶりついていたのを覚えています。その仕草はいくら見ていても飽きることはなく時間を忘れました。

 

でも母親として育てる自信のなかった妻は、ちょっとブルーで、「もう一日病院にいたい」と、駄々をこねて退院を延ばそうとしました。

 

息子のときは、お正月の真っ只中。早朝連絡を受けて駆けつけると、彼は保温器の中で取り残されたまま。近くに誰もいなくて、急いで青白い息子の姿をビデオカメラに収めていました。後で聞いた話では、息子をとり上げた先生は、当日ゴルフの予定があり、出産後、直ぐに出かけていってしまったとか。

 

今年は仕事の関係でも施主のお子様が数組誕生しました。出産目前の工事打合せは大きなお腹で大変そうでしたが、工事完成後に産まれてきた赤ちゃんを見ると、良かったなと、こっちもうれしくなります。

 

次世代の命は、私たちの家造りの励みとなり、無尽蔵の元気をもらっています。

 

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