地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

我慢する家からの卒業

今から23年前、東京からIターンした私たちファミリーが借りたのは、松本市内にある平屋の一戸建て。築20年くらいで、断熱が入っていなくて隙間だらけ。

 

真冬に寝床に入ると、顔を出しているだけで鼻の頭が冷たく、足のつま先はいくら経ってもかじかんだまま。天井に向かって「ハーッ」と息を吹きかけると、ゴジラの白い光線のよう。

 

当時、信州では新築の家でも窓サッシはシングル硝子、断熱材は床に25㎜の発泡スチロール、天井と壁は厚み100㎜10kgのグラスウール。石油ファンヒーターをたくと、和室の障子や、勝手口ドアの硝子はびしょ濡れでした。

 

同じ頃、北海道では高気密・高断熱で暖かい家造りが進んでいて、そんな家を札幌まで見学に行きました。外気温がマイナス20度でも、室内は「Tシャツ一枚でも過ごせる家」。私には魅力的で、自分の家は絶対にコレだと感じ、数年後に試行錯誤しながら我が家を建てました。

 

その後、北海道の住宅も結露などの問題が噴出し、高気密・高断熱だけではいけないと換気を取り入れ、改善されながら今に至っています。寒冷地・信州では、冬の寒さ対策をいちばんに考えるべきです。廊下に出ると寒い、脱衣場が冷えていてヒートショックで倒れる。

 

家全体を暖かくするのが健康によいことですが、ラニングコストが気になり、新築の家でも一部の部屋だけ暖房しているのを見かけます。それは寒さを我慢しながら過ごしていることに他なりません。

 

バレナでは自然の力を活用しながらエコを考える「そらどまの家」プロジェクトをスタートします。

 

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↑「そらどまの家」のパンフレット。ご希望の方は弊社にご連絡ください