リゾート気分でくつろぎたい
今週末に見学会をさせていただくお宅は「ホテルのようなバスルームのある家に住みたい」というのが、お施主様の希望でした。
最近ではほとんどのハウスメーカーや工務店宅は、システムバスが標準で、どこの会社も引き受けてくれるところがなかったそうです。自社の標準仕様にはない、後々のメンテナンスを考えると漏水の可能性がある、造るのに手間暇かかるなど答えはいろいろあります。
でもいちばんは、「知らない。やったことがないから面倒」という理由だと思います。一概には言えませんが、家を売る人が建築を知らない場合が多い。嘘のようなほんとうの話です。立派な建物やTVや広告などで見かけるからなど、安心感で会社を決めてしまいがちですが……。
怖いのはそういう人が住宅のプランをつくっていて、法規や構造など何のアドバイスもせずに、お客様の言われるままの図面ができてしまうことです。
確かに住宅展示場やショールームへ行くと、自社の建物の仕様をすらすらと説明しますし、その気にさせるようなトークで引きつけます。しかしこれは、日々のロールプレインの訓練や、心理学を応用した接客手法だったりします。
いい家を建てましょうということよりも、早く契約しましょうというほうに気持ちを向かせています。
「ホテルのようなバスルーム。それなら床はテラコッタタイルをおすすめします。裸足でぺたぺた歩くと気持ちがいいですよね!」
バレナでは、そんな肌触りを大切にし、お客様の気持ちに寄りそった家造りを心がけています。
↑3/7,3/8開催の見学会現場。ヨーロッパのホテルの雰囲気を味わってください