地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

この秋は建築ラッシュ!?

弊社のスタッフはこれまで3人でしたが、9月から現場管理を担当するMさんが入社しました。彼は元大工さんで、木造在来工法のプレカット工場、建材屋、地場の工務店の現場代理人などを経験し、まだ1ヶ月なのに弊社に欠かせない存在になっています。

 

私が一緒に仕事をしたいなと思う人は「建築が大好きな人」。意外かもしれませんが、この業界何となく入って来てしまう方も結構います。

 

もちろん日々の生活や家族のためにお金も必要ですが、家造りを施主さんや職人さんなどすべての人たちと「楽しみながらカタチにしていけたらいいな」と、思っています。だから、探究心があって仕事に熱中している人を見ると、つい誘ってしまいます。

 

Mさんもそんなひとりです。

 

先日、札幌の設計事務所の依頼で、住宅の柱を固定する柱脚金物を設置することになりました。設計事務所の図面にはその詳細図がありましたが、実際そのようなものはなく、既製品も探してみましたがどうもしっくりしません。

 

そこで設計事務所から提案された図面をもとに、安曇野市堀金にある金属加工場で製作依頼することにしました。以前、金属板の曲げ加工を頼んだことはありましたが、建築部材としてお願いするのははじめて。

 

熟練の職人さんに恐る恐る図面を見せると、ニコニコしながら工場をまわり、「この厚みのステンレス板は熱の温度を上げながら切断して…」、「焼き付け接合すると洗浄するのに時間がかかるんだよ」など丁寧に説明してくれました。

 

プライドを持って仕事をする町工場の職人さんの姿を見て、つくづくモノづくりはいいなと、感じます。

 

これまで少数精鋭、ワンストップで対応しましたが、今年の秋は50坪を超える別荘から、約100坪の集合住宅、160坪の木造ビルなど大型物件ばかりで、私たちのような小さな会社ではてんてこ舞いでした。

 

そこにMさんや新たな協力業者さんが加わり、少しホッとしています。

 

現在進行中の物件は、新築7件、リフォーム2件、リノベーション1件。この先、古民家再生もあり、まだまだ私たちの奮闘は続きます。

 

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↑ステンレス製のオリジナル柱脚金物