地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

リゾート気分を味わうウッディな集合住宅

家造りをしていると、ときにはチャレンジャーになることがあります。それはコストの面だったり、建物の施工方法だったり……、いつもとは一味違ったものを創ろうとするとき。

 

弊社で建築している住宅なら、この規模のこの仕上げなら、だいたいこのくらいの金額になるということが経験上わかります。

 

でもが「もう少し安くならない?!」とか、「こういう雰囲気にして欲しい」など、予算度外視で無理難題を迫られてくることがあります。

 

そんなとき丁重にお断りすることにしていますが、「もしかしたらこんな素材を使用したらとか、こんな施工方法に変えたら何とかなるのでは」、と思うことがあります。

 

それは難しい課題に直面したとき難問を解くような感覚で大変ですが、解けたときのことをイメージすると、少しだけ快感だったりします。

 

今月着工した大町市にある集合住宅は、そんな建物のひとつです。

 

限られた予算の中で、木をできるだけ見せた「コテージ風のアパートにしたいとい」、というオーナーからの希望に四苦八苦しました。最近のアパートは、お洒落な外観が多いですが、室内は既製の建材を使っているので、確かにあまり代わり映えがしません。

 

ビジネスホテルに泊まっているような雰囲気で、少し冷たい感じ。

 

そこで大工のTさんと図面をみながら、どうしたらコスト押えて試行錯誤しながら考えました。たとえば柱や梁などの構造躯体の一部を表わしに。1階の天井は2階のパインの床材をそのまま見せたり、屋根の破風板に使用する杉材をウッドデッキ材に使ったり…。

 

建て方のときに、野地板を羽目板にして天井仕上げにする、その上に断熱材を入れるなど、ふだんはやらない施工にトライしています。

 

大町駅から徒歩5分、ショッピングセンター「フレスポ大町」の西に建設中ですので、近所にお越しの際は、ぜひ覗いてみてください。

  

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 ↑基礎工事中の集合住宅は今週28日に配筋検査が完了して、9月下旬に上棟予定