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地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

安曇野でお伴をさがす

安曇野は春間近。用水路からは雪解け水が飛沫をあげながら勢いよく流れる。桜の季節はもう少し先ですが、ひんやりとした空気が気持いい。

 

朝の目覚めは、喉を潰したようなキジの鳴き声。すると愛犬が背伸びをして、起きろとばかり顔をペロペロなめまわす。お決りの早朝の散歩。学者村別荘地の麓にある私の家は、自然の宝庫。冬から一気に変化する。田んぼに水が張られ、GW前後には田植えがはじまる。

 

学者村とは昭和39年、当時の穂高町と協力して開発された分譲別荘地。大学関係者に呼びかけて広がったためにその名前がついたそうだ。面積は30数万坪、1400区画はすべて完売している。

 

軽井沢のような賑やかな別荘地ではなく、都会の生活からの安息日を求めてやってくる方が多い。そのため隣と境界はほとんどつくらず、自然の地形をいかしたままのところがほとんど。私のような永住者も増えていますが、約9割は県外者だそうだ。

 

最近では定年をむかえた年配のご夫婦が、いままで住み慣れた家を売って永住する方が増えています。自然の中で静かに暮らしたい、庭に家庭菜園を作りたい、薪ストーブの生活をしてみたい…。

 

弊社でもこれまでに数多くの家造りをお手伝いしてきました。今では土地を購入から50以上が経ち、三代目が改築工事をすることもあります。「夏休みに近くの小川で遊んでいたのが懐かしくて」と、思い出の詰まった土地に再び新しい家族との時間を楽しむ。

 

ここでは時間が、ゆっくり、ゆっくり流れます。

 

弊社では今月末から、この学者村別荘地に永住者向けに住宅を着工しました。現在、伐採・抜根が終了し、整地工事に入っています。建設現場に行くと時々、サルの親子を見かけます。私たち人間になれているせいか、逃げもせずにエサをさがしています。

 

そういえば、日本のおとぎ話『桃太郎』では鬼退治にイヌ、サル、キジを従えましたが、子供心に「そんなに簡単に家来をみつけられるのかな」と思っていました。

 

でもここで生活すると、そんな違和感がまったくなくなりました。

 

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↑自宅の裏で散歩していた野生のキジ