地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

体感型ショールームがグランドオープン

住宅を建てるとき、「窓・開口部」から考える人は少ない。「窓枠はホワイトで格子付」、「丸窓っていいよね」などの話は出ますが、大体は見た目重視で、外観の一部としてしか認識されていません。主役になるのはお洒落なインテリアや高価なキッチンなどばかり。

 

でも窓は住宅にとってさまざまな役目を担っています。断熱性、気密性、遮熱性、遮音性、防犯性、防露性、通風性、防犯性……。外壁と比べて熱損失が大きいのですが、最近では高断熱タイプもあり、「透明な壁」と呼ばれるほど高性能なものもあります。

 

「窓がいいからって何なの?」と思われる方は、窓の専門メーカー「YKK AP」の『ショールーム品川』をおすすめいたします。6月2日にグランドオープンして体感型施設として生まれ変わります。

 

いち早くプレオープンの内覧会を覗いてきました。内部は自社の商品を展示するだけではなく、窓を通して「見る」、「感じる」、「学ぶ」など、様々なことが体感。

 

たとえば、断熱効果による実体験。昭和55年当時の壁・床・窓の断熱仕様の部屋から、最新の高断熱仕様の部屋(トリプルガラス樹脂窓)まで5つの部屋があり、冬の外気温に設定した状態で、それらの部屋の違いを肌で比較できます。

 

各部屋には温度計やサーモグラフィでもわかりますが、断熱性能の低い部屋ではひんやりとした床、サッシ廻りの結露による不快感など、身をもって知ることができます。ヒートショックや結露で発生するダニやカビによるアレルギー。健康被害にならないためにも、こだわらなければいけない選択肢のひとつです。

 

そのほか、シヨールームには、10数種類の窓による遮音性能や遮熱性能も体験できます。遮音では、犬の鳴き声、ピアノの音、飛行機の騒音など、音量を変えながら性能を確認。周波数による音の違いも経験でき、若い人しか聞こえないモスキート音も試してみれます。遮熱ではガラスによる、紫外線カットの数値を計測。女性の方におすすめです。

 

近未来の窓展示にも注目。手をかざすと自動で換気したり、ブラインドに早や代わりしたり。ガラスをタッチするだけで照明や景色画像に変身し、TVニュースを観たり音楽を聴いたりもできます。

 

東京へ行ったら品川駅から歩いて5分なので、ぜひ訪ねてみてください。

 

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白馬村のN様邸。窓は真空トリプルガラスの高性能サッシ