地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

マイナンバー制度のミニセミナー

ホームページのデザインを変更しました。理由はスマートフォン対応の画面に答えるためです。スマホだと画面の文字が小さく、指を広げて拡大しなければなりませんでしたが、それがなくなりました。ということで、パソコンだけではなく、スマホでもぜひご覧ください。

 

昨日「マイナンバー制度について」、民間事業者のセミナーを受けてきました。この先私たちにどのように関わってくるのか、あまり知られてないような気がします。この制度は、10月1日以降に個人番号の通知と法人番号の通知・公表が行われ、同時に12月までに「個人番号カード交付申請書」が、全国民に郵送されます。

 

年金や雇用保険の資格取得や給付・医療保険の給付などの社会保障、税務当局に提出する書類に記載する税について、災害対策について、この3要件の行政手続きでマイナンバーが必要になります。番号の利用開始は来年1月からスタート(社会保険は平成29年1月から)。政府は「公平・公正な社会の実現」と謳っていますが、税金の取りっぱぐれがないようにするということが、目的にあると思います。

 

この制度には、個人情報の漏洩、番号のなりすまし、国家による一元管理など、懸念材料も指摘されています。個人情報に関わることについては罰則が強化され、最も厳しいものでは「4年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金又は併科」というのがあります。

 

事業者としては、個人情報に対して適切な安全管理措置のために組織としての対応が求められます。簡単に言えば社内で情報を悪用されないように、いろいろな方法で管理しましょうということです。そのために組織をつくり、事務取り扱い担当者を監督・教育したり、電子媒体の漏洩を防止したりと、負担が大きくなります。

 

いままでの書類の書式も変更になり、そのための費用がかかり、委託先でも安全管理が強化されて、システムも再構築しなければなりません。税金を使って国家規模ですすめていくのですから、今後どのような使われ方をされていくのか、私たち自身も見守っていかなければならないですね。

 

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 2015-09-21のphoto

  :ニューヨーク・グッゲンハイム美術館の天井