地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

25th Wedding Anniversary

一昨日は結婚25周年記念日。東京から信州に移り住んでからは22年が経ち、今年から息子が娘に続いて東京で仕事に就いたので、妻と少しだけ開放感に浸っています。子育ては長かったような、あっという間だったような‥‥。

 

安曇野に家を新築したのは20年前。子供が小さいうちに「自然の中で暮らそう」と思い、穂高・学者村の別荘地に建てました。子供たちによると、小学校での帰りは寄り道の連続だったようで、竹の子や栗を採ったり、途中の家でお婆さんから干し芋をもらって縁側で食べたり、とても長閑な生活でした。

 

家のまわりはクヌギ林。夏のこの時期には、真夜中にヒソヒソ話が聞こえ、「ゴッツン、ゴッツン」という音がはじまります。これは、カブトムシやクワガタ探し。父子で懐中電灯を照らしながらカケヤで木をたたき、虫を落とす音。はじめは、何事かと驚きましたが今では夏の風物詩のようなものでした。

 

でもその林が最近、あちこちで伐採されて更地になっている。こんな場所でも環境は変わるし、家族構成だって変化していく。我が家も4年以上前から妻との二人暮らし。その生活も最初は寂しかったけれど、今では日常になり帰省した子供たちが、東京へ戻ると少しホッとするから不思議です。

 

記念日だからと山麓線の森の中にあるフレンチレストラン「ボンヴィヴァン」で食事をしました。私たちのために静かな席を用意していただき、久しぶりに楽しい時間を過ごさせていただきました。料理は数種類から決めるプリフィクススタイル。

 

夕方6時から9時までたっぷり時間をかけ、出てくる料理はどれも美味。「こんなにのんびり食事をしたのって最近なかったよね」という妻。その言葉に私は「25年ぶりじゃないかナ?」と応えました。

 

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↑ボンヴィヴァンのデザート。オーナー夫妻の心づくしの料理は最高の思い出になりました