地球に寄りそうサスティナブル住宅

スクラップ&ビルドをくり返す現代住宅はもう卒業。バレナは次世代に引き継ぐ本物の家造りを提案します。

時代はめぐりめぐって……

「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」 第30回サラリーマン川柳で、1位を獲得したこの句は、いまの若者とその親世代をよくあらわしています。 バブル時代(1986-1991)は、とにかくみんなが浮かれていました。高給取りでない若者も高級ブラ…

「バレナスタイル」

職業柄、新築住宅のチラシを見ますが、時々疲れてしまいます。 それはいかに自社の商品(家)が優れているかを連呼しているからで、読み手の立場から考えると、どんな建物がいいのかわからなくなってしまうからです。 最近のチラシの傾向をみると3つのパタ…

安曇野でお伴をさがす

安曇野は春間近。用水路からは雪解け水が飛沫をあげながら勢いよく流れる。桜の季節はもう少し先ですが、ひんやりとした空気が気持いい。 朝の目覚めは、喉を潰したようなキジの鳴き声。すると愛犬が背伸びをして、起きろとばかり顔をペロペロなめまわす。お…

家造りは一体感が大切

受験生を持つ親は、2月末から3月のこの時期はいちばん大切なとき。息子や娘たちが希望の学校に合格できるか、ハラハラドキドキします。風邪にならないように体調に気をつけたり、神社で合格祈願のお守りを頂いたり、まるでわが子に乗り移った気持になりま…

大好きな彼と末永くお幸せに

「じゃぁ、勝手にすれば」。「勝手にする」。 ニューヨーク・セントラルパーク前で、私の腕の中からガイドブックを奪い取った娘は、すたすたと反対方向に歩き出した。 こちらはそのまま真っ直ぐ進む。100mほど歩いたとき、クールダウンして振り返えって…

まいけるさんからのLINE

朝8時7分、まいけるさんからLINEで一枚の写真が送られてきました。コメントはなしで。「ここの景色はスゴイですよ。天気のいい日は、必ずバルコニーから一枚撮ります」。 まいけるさんとは、白馬村の現場で木工事の造作をしている大工さんのハンドルネーム…

その時代を生きてきた証

朝起きると寝ぼけ眼の妻がいきなり「辞めなければいいのにね」、と言い出した。何のことかわからずにいると、最終回の「SMAP×SMAP」を見て急に思ったという。特別にファンでもなかったのに……。 1999年12月31日、信州生活5年目をむかえた私たち…

オプションという名の誘惑

「一生に一度だから行こうよ」。妻のそのひと言で、来年1月に結婚式を挙げる娘の衣裳合わせに立ち会いました。衣裳店は都内のとあるビルの3階。こぢんまりした店内にカラフルなウェディングドレスが、ショーケースいっぱいに並んでいます。 結婚式はいま流…

あたりまえを考える

住宅設備機器は日々進化しています。 たとえば、ドアチャイム。25年前の家では、ボタンを押すと「ピンポ~ン」と鳴るタイプが主流でした。それが、いつの間にか会話ができるインターホンに変わり、その後、コストダウンしたテレビドアホンが標準装備になりま…

インターネットは情報のドブ川?

24年前、電子ネットワークサービスの普及促進を活動目的とした「電子ネットワーク協議会」という団体が発足しました。多くの会員は大企業で、神奈川県や千葉県などの地方自治体が協賛で参加。一時期その団体の会報誌の編集に携わっていました。 会報誌では、…

未来に息づく、まちづくりを

おとぎ話『三匹のこぶた』のオオカミは、わらの家と木の家を吹き飛ばしましたが、レンガの家はビクともしませんでした。子供心に「レンガの家なら丈夫で安心」と、ずっとそう思っていました。 8月23日に発生したイタリア中部地震では、その常識を覆されま…

意思表示をしなければ、前に進めない

子供の頃、東京の西を流れる多摩川は、私たちの格好の遊び場でした。スルメを餌にザリガニ釣りを楽しんだり、土手の堤を勢いよく自転車で滑り降りたり、ひろってきた子犬と走り回ったり‥‥。ボーッと考えごとをするときは、いつの間にかそこにいました。 それ…

「倒れない家」から「壊れない家」へ

最近、弊社を訪れる建築関係者から、熊本地震についての話を伺う機会が増えています。 ある建材メーカーの担当者は、「地震の揺れで柱と梁を接合する仕口が外れ、建物が倒壊したという現場が数多く見られた」という話をされました。強い揺れ対して対応策が求…

できないと断られた木造のゲストハウス

「申し訳ないですが、こちらの家は弊社ではできません」。といってお断りされたのは、木造住宅のプレカットを依頼している会社の営業担当者。仕方がないのでもう一社お願いしてみると、10日後に同じ答えが返ってきた。責任が持てないという理由だ。 依頼主は…

体感型ショールームがグランドオープン

住宅を建てるとき、「窓・開口部」から考える人は少ない。「窓枠はホワイトで格子付」、「丸窓っていいよね」などの話は出ますが、大体は見た目重視で、外観の一部としてしか認識されていません。主役になるのはお洒落なインテリアや高価なキッチンなどばか…

心地いい陽の明るさで目覚める

「最近、目覚める瞬間に感じるんだけど」。朝食をとっていた妻が話しかけてきた。何だろう、想像つかない。「鼻がムズムズし出すの」。花粉症の妻は夜、安眠するために薬を飲む。朝に近づくと薬が切れてくるのだそうだ。鼻が痒くて目が覚めるって……。 私の目…

5日間で完成した4㎡の小空間

「トイレの改装をするだけで、いろんな業者の方が入るんですね]と話すのは、弊社が工事を依頼された建材メーカーの社員。わずか4㎡ほどの空間でしたが、限られた工期で完成させるのは大変でした。 工事内容は、壁で仕切られている洗面室とトイレをひとつに…

桜の季節を感じながら和やかなひととき

何気ない日常生活でのちょっとした出来事は、けっこう刺激的だったりします。私たち家族にとって3月のイベントは、娘の彼とご両親との食事会。諸事情あって延び延びになっていましたが、4月に入籍することが決まりこの時期になりました。 心配性の妻は何事…

ファンタジスタと呼ばれたい

イタリアの広場が好きだ。シンボリックな教会や市庁舎を中心に、レストランやブティックなど、洒落た店が取り囲む。「チャオ(こんにちは)」、「コメ スタイ(元気)?」。地元の人たちの何気ない会話。そばでは小さな子供たちが夢中で、サッカーボールを追…

建築家の人となりを感じてしまう家とは

小学校4年生の少年は、学校が終わると一目散で新築中の住宅に向かった。「ドン、ドン、ドン、ガン、ガン、ガン」。建設現場特有の音が鳴り響く。丸太足場から2階へ上ると、大工さんがカンナで木材を削っている。「シュッ、シュッ、シュー」。ほのかに木の…

消費増税とインバウンドで住宅着工の見通しを読む

東京のグランドプリンスホテル新高輪で、平成28年新春経済講演会が開催されました。主催はナイスパートナー会連合会・ナイス株式会社。ナイスは住宅建築用資材の国内流通・輸入販売事業などを展開している企業。私たちにとっては、取引している建材屋さん…

我慢する家からの卒業

今から23年前、東京からIターンした私たちファミリーが借りたのは、松本市内にある平屋の一戸建て。築20年くらいで、断熱が入っていなくて隙間だらけ。 真冬に寝床に入ると、顔を出しているだけで鼻の頭が冷たく、足のつま先はいくら経ってもかじかんだまま…

太陽の恵みを全身で感じる、そんな家に住みたい

朝起きるのが辛くなっていませんか? ぬくぬくと布団に包まっていると、そこから脱出するのに勇気が要ります。特に家の中が寒いと、つい、ダラダラ。 先週の日曜日、いつもより少しだけ、朝寝坊してから愛犬と散歩に出かけました。時刻は午前8時、外気は氷…

美しき安曇野の残像

最近、米国出身のアレックス・カーさんが出演するTV番組を見ました。彼は東洋文化研究家であり著述家。留学中に日本中を旅し、徳山県祖谷の自然に感銘を受け、300年前の古民家を購入して、少しずつ修復しながら住居にしました。現在は篪庵(ちいいおり)とし…

自邸で実験住宅を5回建てた建築家の話

住宅は3回建てないと納得する家にならないといいますが、自邸を5回建てた建築家がいます。彼の名前は藤井厚二(1888年-1938年)。竹中工務店で初の帝大卒・建築家として7年間勤め、退職後は自邸を実験住宅として建てながら、その研究成果を「日本の住宅…

狭さを感じさせない千利休の茶室

私が所属しているエコハウス研究会とは、古民家から先人の知恵を学び、それを現代の最新技術と融合させながら家造りを考えていこうという団体です。住宅の歴史を学んだり、科学的な資料に基づいてデータを読み込んだり、参加しているとつくづく建築って奥が…

思い立ったら日光へ弾丸トラベリング

仕事で日常のルーティーンが続くと、心のビタミン欠乏症になることがあります。頭の中がモヤモヤして新鮮味が感じられません。そんな時、私にとってカンフル剤になるのが建築見学。気分転換になり、リフレッシュできます。 初秋に日光のイタリア大使館別荘を…

お気に入りのウッドデッキでブレイクタイム

このところ増えているのがウッドデッキ工事。住宅ばかりか別荘や店舗など、様々なところから受注がきます。ウッドデッキといっても、材料はいろいろあります。 とにかく安くというとSPF材。女性の方は日焼け止め防止をイメージしてしまうかもしれませんが…

マイナンバー制度のミニセミナー

ホームページのデザインを変更しました。理由はスマートフォン対応の画面に答えるためです。スマホだと画面の文字が小さく、指を広げて拡大しなければなりませんでしたが、それがなくなりました。ということで、パソコンだけではなく、スマホでもぜひご覧く…

350万円の値引きとローコスト住宅のナカミ

25年間ほど前から住宅の見積りに携わっています。多いときには年間200件以上を作成していたこともありました。見積作成はまず実行予算書(予定原価)を出し、そこに利益をのせます。利益率は建設会社によって異なります。ハウスメーカーでは、一般に3…

ひとりの建築家の人生から夢を感じた

図書館で新刊コーナーを覗いていると、黄色い背景に黒いスーツを着た若い男性の背表紙を見つけました。よく見ると若き日の建築家・黒川紀章。題名は「メディア・モンスター 誰が黒川紀章を殺したのか?」。少し過激なタイトルだなと思いながら、本のページを…

ムスメの父親のキモチ

「お父さん、彼が『ご両親にご挨拶したいって』言っているんだけど」。 娘の彼氏の希望で私たち夫婦は、東京のある居酒屋でその彼と初対面しました。結婚を前提に付き合いたいという報告でしたが、娘が選んだ人だから特別にああだこうだと、言うことはありま…

外国人にも大人気のゲストハウス

今から35年前、大学4年生の夏にヨーロッパへ放浪の旅に出かけました。卒業論文「都市のコミュニティスペース」の研究のためでしたが、やっていることはただの貧乏旅行。バックパッキングで、図面片手に街中を歩きまわりました。 交通手段は鉄道やバスで、ヨ…

白馬村の見学会これがファイナルコールです

7月中旬に見学会を行った白馬村のN様邸。ご好評だったので今週の土・日曜日にもう一度開催いたします。9月にN様夫妻の引越しが決まっていますのでこれが最後となります。 前回は建物が長期優良住宅で地域性から耐震性や断熱性を高めているという説明をし…

アパートメントまるごとリニーュアル

白馬村で、アパートメントハウスの大改装がはじまっています。築25年の木造2階建て、全部で8戸ですが劇的に大変身します。 置き型の風呂は段差を解消してユニットバスに入れ変え、新たに下水工事をして簡易水洗便器は節水タイプの水洗便器に交換、キッチ…

25th Wedding Anniversary

一昨日は結婚25周年記念日。東京から信州に移り住んでからは22年が経ち、今年から息子が娘に続いて東京で仕事に就いたので、妻と少しだけ開放感に浸っています。子育ては長かったような、あっという間だったような‥‥。 安曇野に家を新築したのは20年前。子供…

家族の表情が滲み出ているような家

いい家って何だろう? お洒落なデザインの外観やインテリア。無垢板や自然素材を使った床や壁。豪華な風呂や対面式キッチン。ライフスタイルに合った自由設計。ローコストだけどコストパォーマンス。耐震性・断熱性に優れ超高性能。 どの工務店も自社の特徴…

知っていると得する助成金の話

先週末、地域型住宅グリーン化事業の第一期採択グループが発表になりました。この事業は、以前紹介した、地域型住宅グリーン化事業の年度が替わりで移行したもの。弊社では高品質な住宅を建築するために、費用の一部に補助がでるのでおすすめしています。今…

何もしないのが安曇野流

最近、妻が月2回ほど埼玉県の実家に帰るのですが、「実家では珈琲が飲みたくなかった」と言います。 とても高い豆を使い、キッチンの水栓に高性能浄水器、水道管に磁石付きの活水器を設置した水を使用しているのに、「美味しくなかった」。 それなのに安曇…

近未来の木造ビルディング

CLTってご存知ですか? 恐らく建築関係にたずさわっていても、知っている方は少ないと思います。 CLTとはCross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称。ひき板(ラミナ)を並べた層を、繊維方向を直交に重ね合わせ接着したパ…

地域型住宅グリーン化事業に注目

3月29日(日)に、長野県白馬村で建て方をしました。建て主は京都在住のN様ご夫妻。午後からあいにくの雨でしたが、ほぼ予定通りの工程まで終了しました。 建て方は家造りのメインイベント。基礎の状態から一日で構造躯体が組まれて、建物の全容が浮かび…

やりたい気持ちがモチベーション

東京・乃木坂にあるTOTOギャラリー間で開かれている展覧会、TANGE BY TANGE 1947-1959(丹下健三から見た丹下健三)を訪ねて見ました。 丹下健三は戦後の日本を代表する建築家。その彼自ら撮影した35㎜ネガフィルムの焼付けシート…

快適さとラニングコスト

クルマ選びは、何を基準に決めますか?外観のデザイン、高級感のある内装、エンジンの性能など、いろいろありますが、燃費を気にする人は多いと思います。 ハイブリッド車でリッター35キロ。「これなら燃費いいね」となりますが、住宅でそんなことを、気に…

リゾート気分でくつろぎたい

今週末に見学会をさせていただくお宅は「ホテルのようなバスルームのある家に住みたい」というのが、お施主様の希望でした。 最近ではほとんどのハウスメーカーや工務店宅は、システムバスが標準で、どこの会社も引き受けてくれるところがなかったそうです。…

プロフェッショナリズム

「前川國男・弟子たちは語る」という本の中で、プロフェッショナリズムという言葉を見つけました。そこには、名人や匠、巨匠とは全く違い「学問的体系に基づいた高度技能を依頼人のために活用し報酬を得る。そのために倫理観を持っている」と書いてあります…